日程:22日(TT)、26日(road) September
場所:Richmond - USA
距離:
TT ; 30.0km 15.0km X 2周回
Road; 129.8km 16.2km x 8周回
リザルト
Road; 129.8km 16.2km x 8周回
リザルト
TT トップ 37:45 +4:31 44位/57名
Road トップ 3:11:09 +3:18 70位/114名(完走) 出走167名
今年の世界選手権ロードは、タイムトライアルとロードレースに出場する資格を得た。
タイムトライアルは、あまり得意ではないが、30Kmという世界水準の距離のレースの中で、現状の自らの力量を量る良い機会として捉え、世界水準として自らの目標を平均44km/hにおいて戦いに臨んだ。
しかしながら、結果は自己目標にも全く及ばず、42.3km/hで順位もトップから4:31遅れの44位という結果に終わった。
結果からは、優勝者の48km/hとは、とてつもない大きな差があることに直面させられると同時に、自らの目標にも届かず無力さを感じることとなった。
phot tanaka-san
しかしながら自分としては、調子も良く、30Kmのレースにおけるペース配分、コース取りも悪くなく、今の力は全て出せたと思う。この差を確りと受け止め、今まで以上に独走力の向上を図るべきだと思った。
直前のフランスにおける調整の仕上げり状態も、タイムトライアルを通じ調子が良いことがわかり、ロードレースに向けていい手応えがあった。
海外におけるロードレースについては、昨年の世界選手権で17位に入っているものの、今年1年を通して成績が出ていないので、何としても上位にはいりたいところだ。昨年以上の順位を目標に具体的には、トップ10以内を目標に戦った。
今年のロードコースは、自分向きとは言えないパワー系のコース。そして、2カ所の急な登りの石畳があるのが特徴。どっちも30秒程の距離だがパワーを必要とする登りだ。昨年のような長い登り区間はなく、自分にとっては、不向きなコースであり不利なレース展開になることが予想された。ところが、レース当日が雨になったことで、自分にとって幸いにもというか、パワーをかける石畳区間がとても滑りやすかったためパワーを抑えざるを得なくなり、晴れた日ほどのパワー差はでなくなり、逆に自分に得意な滑らせないように走らせるテクニックが必要とされた。その面で、自分には分があると思った。
phot miwa-san
レース展開としては、序盤、落車に捲き込まれる危険を回避するため、脚を使ってでも前の方に位置取ることとした。案の定、雨ということもあり、落車が多発していた。実際走ってみると石畳の登りはそんなにきつくはなく、余裕を持って一周目はこなすことが出来た。
2周目に入り、集団に落ち着きが見え始めると、集団前方の位置取りからくるストレスを回避するため集団内での位置を少し下げ、様子見することとした。途中、各国の選手が逃げをつくるが、大きな逃げには至らず吸収されるのを繰り返しながらレースは進行した。
phot tanaka-san
5周目に入るとパラパラと集団前方から飛び出して行ったメンバーが前で合流して、アメリカのエースであるコスタを含む10人以上の逃げができた。この逃げは、有力選手が乗っていて逃げ切る可能性が高かったことから、集団は容認せず、その後6周目にかけてペースを上げ、縦一列でずっと進んでいった。このような逃げにジョインするには常に集団前方にいないと加われない。逃げが協力で、集団との差が詰まりそうで詰まらず、やむなく自分は、アタックしてブリッジをかけて前に追いついた。しかしその後、集団も追いついてきて逃げを吸収した。そして一旦、集団のペースが落ち着くと、このタイミングで5人程の選手が先行した。自分としては、逃げのメンバーからそこまで重要視するような逃げではないと判断、また脚を休める必要があったので、この逃げには乗らず見送ることとした。
Road トップ 3:11:09 +3:18 70位/114名(完走) 出走167名
今年の世界選手権ロードは、タイムトライアルとロードレースに出場する資格を得た。
タイムトライアルは、あまり得意ではないが、30Kmという世界水準の距離のレースの中で、現状の自らの力量を量る良い機会として捉え、世界水準として自らの目標を平均44km/hにおいて戦いに臨んだ。
しかしながら、結果は自己目標にも全く及ばず、42.3km/hで順位もトップから4:31遅れの44位という結果に終わった。
結果からは、優勝者の48km/hとは、とてつもない大きな差があることに直面させられると同時に、自らの目標にも届かず無力さを感じることとなった。
phot tanaka-san
しかしながら自分としては、調子も良く、30Kmのレースにおけるペース配分、コース取りも悪くなく、今の力は全て出せたと思う。この差を確りと受け止め、今まで以上に独走力の向上を図るべきだと思った。
直前のフランスにおける調整の仕上げり状態も、タイムトライアルを通じ調子が良いことがわかり、ロードレースに向けていい手応えがあった。
海外におけるロードレースについては、昨年の世界選手権で17位に入っているものの、今年1年を通して成績が出ていないので、何としても上位にはいりたいところだ。昨年以上の順位を目標に具体的には、トップ10以内を目標に戦った。
今年のロードコースは、自分向きとは言えないパワー系のコース。そして、2カ所の急な登りの石畳があるのが特徴。どっちも30秒程の距離だがパワーを必要とする登りだ。昨年のような長い登り区間はなく、自分にとっては、不向きなコースであり不利なレース展開になることが予想された。ところが、レース当日が雨になったことで、自分にとって幸いにもというか、パワーをかける石畳区間がとても滑りやすかったためパワーを抑えざるを得なくなり、晴れた日ほどのパワー差はでなくなり、逆に自分に得意な滑らせないように走らせるテクニックが必要とされた。その面で、自分には分があると思った。
phot miwa-san
レース展開としては、序盤、落車に捲き込まれる危険を回避するため、脚を使ってでも前の方に位置取ることとした。案の定、雨ということもあり、落車が多発していた。実際走ってみると石畳の登りはそんなにきつくはなく、余裕を持って一周目はこなすことが出来た。
2周目に入り、集団に落ち着きが見え始めると、集団前方の位置取りからくるストレスを回避するため集団内での位置を少し下げ、様子見することとした。途中、各国の選手が逃げをつくるが、大きな逃げには至らず吸収されるのを繰り返しながらレースは進行した。
phot tanaka-san
5周目に入るとパラパラと集団前方から飛び出して行ったメンバーが前で合流して、アメリカのエースであるコスタを含む10人以上の逃げができた。この逃げは、有力選手が乗っていて逃げ切る可能性が高かったことから、集団は容認せず、その後6周目にかけてペースを上げ、縦一列でずっと進んでいった。このような逃げにジョインするには常に集団前方にいないと加われない。逃げが協力で、集団との差が詰まりそうで詰まらず、やむなく自分は、アタックしてブリッジをかけて前に追いついた。しかしその後、集団も追いついてきて逃げを吸収した。そして一旦、集団のペースが落ち着くと、このタイミングで5人程の選手が先行した。自分としては、逃げのメンバーからそこまで重要視するような逃げではないと判断、また脚を休める必要があったので、この逃げには乗らず見送ることとした。
しかし、見誤ったことに結果的にこの逃げに乗っていれば最終周にむけて楽に入ることができたのだ。
phot tanaka-san
7周目、イタリアチームが集団をコントロールしてペースをあげた。早いペースで登りに入り、集団が中切れで分裂する。ペースをいきなりあげられたことから、集団の前方で位置取りすることができず、さらに悪いことに、今までの周には感じなかったが、脚がジリジリ削られて疲れが溜まっていたのが、この周に一気に出てきた。
8周目の最終周には、15人程の先頭集団が行き自分は第2集団で入った。終盤、一旦は先頭集団の牽制を利用し先頭集団に復帰することができたが、脚は限界で早くも1つ目の石畳の登りで千切れてしまい、最終的にトップと+3分18秒遅れの70位でゴールすることとなった。
phot miwa-san
実際、最終周における1つ目の登りに入る前から脚にきていて、とても勝負に絡める位置にはいられなかった。戦略として、最終勝負するために、石畳を少なくとも5番手以内に位置することを目標としていたが、それは叶わなかった。
実際、2つ目の登りも登れないんじゃないかと思うくらい脚にきていた。このようなことは初めてである。身体全般の調子の良さに対して、脚(筋力)が完全に負けてしまった。
コースに石畳が組み込まれていたことで、周回を重ねるごとに気づかないうちに脚を消耗していた。
最終周回まで少なからず選手全員が脚を削られていたと思う。その証し最終周回でも、先頭集団のペースは、ものすごく速いとは感じなかった。しかし、その中でもパワーを出せるかどうか。このレースではそこに根本的な差を感じた。
phot tanaka-san
今回の世界選手権に際し、たくさんの応援ありがとうございました。
来年は、U23へとカテゴリーが上がり、今よりもパワーの差がでるようになってしまうと思います。1年目では思うように走れないと思いますが、2年目、3年目で結果を出せるように頑張っていきます。
引き続き応援よろしくお願いします。